以下のような自律神経症状のサインが出ていませんか?

☑普通に過ごしていても息苦しさを感じる。
☑頭痛やおなかが痛くなることがある。
☑めまい、動悸、耳鳴りがする。
☑疲れやすさを感じていたり、倦怠感がある。
☑眠れない、イライラしてしまう。

自律神経系は交感神経と副交感神経に分かれている
自律神経は名称のとおり、「自ら動く(自律している)神経」です。
なぜなら、自律神経は人の意識とは関係なく自ら動く神経であるからです。
自律神経は体内の様々な器官に張り巡らされ、器官が正常に働くように機能しています。
また、自律神経は交感神経と副交感神経で構成されています。
交感神経と副交感神経の特徴は次のとおりです。
- 一方が働いているときはもう一方が休んでいる
- お互いが逆の働きをしている
この二つの神経はペアで働いていますが、同じような働きをしているわけではありません。
むしろ、正反対に働くことは身体を維持するために重要な意味があります。
正反対に働くことで身体のバランスを取っているのです。
交感神経は身体を活性化させる
交感神経は身体を活発に動かすときに働いています。
交感神経が動いているときは身体の活動時間といえます。
いざというときに身体を動かせるように、緊張状態を維持しているのです。
副交感神経は身体をリラックスさせる
副交感神経は身体がリラックスするときに働いています。身体のリラックスタイムといえます。
不思議に感じるかもしれませんが、リラックスしているときに活性化している自律神経なのです。
自律神経失調症は交感神経と副交感神経の働きのバランスがくずれてしまうもの。
自律神経失調症とは、何らかの理由で交感神経と副交感神経の働きがバランスを崩し、普段通りに働けない状態といえます。
交感神経と副交感神経の本来の役割は次のとおりです。
神経 | 交感神経 | 副交感神経 |
瞳孔 | 散大 | 縮小 |
涙腺 | 涙の分泌↑ | 涙の分泌↓ |
唾液腺 | 唾液↓ | 唾液↑ |
胃の運動 | 動き↓、便秘がちになる | 動き↑、下痢気味になる |
気管 | 緩む | 締まる |
心臓のリズム | 心拍数↑ | 心拍数↓ |
心臓の収縮 | 大きい収縮 | 小さい収縮 |
膀胱、直腸の筋肉 | 尿や便を貯める(便秘になる) | 尿、便を押し出す(下痢気味になる) |
末梢血管 | 収縮、血圧↑ | 弛緩、血圧↓ |
膀胱、肛門括約筋 | 締まって尿や便を出させない | 緩んで尿や便を出す |
脳、神経 | 興奮 | リラックス、眠くなる |
このように普段働いている交感神経と副交感神経が、自律神経失調症になる本来の機能通りに働けなくなるのです。
自律神経失調症の症状には息苦しさや倦怠感が・・・
自律神経失調症には次のような症状があります。
☑息苦しい
☑胃の違和感
☑頭痛や脱毛
☑目の疲れや目の渇き
☑耳鳴りやめまい
☑生理不順
☑倦怠感・食欲不振・疲労感
☑落ち込み・不安・不眠イライラ・集中力低下
ところで、これらのような様々な症状を引き起こす自律神経失調症の要因はいったい何なのでしょうか?
自律神経失調症の要因として考えられているものは次のとおりです。
☑ストレス
☑日常生活のリズムや内容
☑ホルモンバランス
☑脳神経伝達物質の不良
これらの要因が自律神経を乱れさせているのです。
脳は人間の
- 呼吸
- 睡眠
- 感情
- 意思
などの人間の基本的な部分をコントロールしています。
つまり、脳が自律神経をコントロールしているといっても過言ではありません。
身体をコントロールする脳からは、数えきれないほどの無数の指示が身体中に出されています。
重要なことは脳から指示を最初に受け取る器官は頚部(首)にあるということです。
首には多くの血管や神経が集まっています。
その脳と各器官をつなぐ重要な首に問題があると必要な連絡がスムーズに届かなくなります。
これが自律神経失調症の症状を引き起こす一つの要因です。
自律神経失調症が女性に多い理由とは
自律神経失調症は首だけではなく、複数の要因が重複し発生するケースが多いといえます。
そして、自律神経失調症は男性よりも女性に多い疾患です。
女性に多い疾患である要因は次の3つが関係しています。
- 女性ホルモンの変化
- 甲状腺ホルモンの影響
- 精神疾患は女性に多い傾向
一つひとつみていきましょう。
女性ホルモンの変化
まず、女性ホルモンは脳の視床下部が司っています。
さらに、自律神経をつかさどっているのも視床下部です。
つまり、視床下部が女性ホルモンと自律神経をつかさどっているため、お互いが影響を受けやすい関係となっています。
そのため、女性ホルモンの周期や加齢による変化の影響を、同じ視床下部が司っている自律神経も受けるのです。
甲状腺ホルモンの影響
甲状腺ホルモンは代謝を高める機能があり交感神経を活発化させます。
この甲状腺に関係する疾患はバセドウ病や橋本病です。
この二つの疾患も女性に多いという特徴があります。
精神疾患は女性に多い傾向
三つ目の精神疾患自体が女性に多いのです。
精神疾患には気分障害や不安症があります。
さらに女性は次のような傾向があり、ストレスをため込みやすく自律神経失調症を発症しやすいといわれています。
- 自己主張が難しく、自分の感情を我慢して抑える傾向がある。
- 男性よりも外見を評価されやすいため、過度なダイエット、コンプレックスで自律神経を乱す傾向がある
- 男性よりも人間関係が複雑で、ストレスをため込む傾向がある
このように女性に自律神経失調症が多いという事実を理解しておきながら、原因を理解していきましょう。
自律神経の乱れの原因とは?
頚部(首)の不調が原因で脳神経伝達物質の伝達が停滞し、自律神経失調症となることがあると解説しました。
だからといって、首だけを治療すればよいわけではありません。
そのほかに治療するべき箇所に背骨や骨盤があります。
理由としては、交感神経は脳からの伝達物質が胸や腰を通って内臓に、副交感神経は脳からの伝達物質が骨盤を通って内臓に広がるためです。
そのため、首のほかにも背骨や骨盤なども治療していかなければなりません。
つまり、身体全体のバランスを整えることが自律神経失調症の改善に重要といえるのです。
当院の自律神経アプローチ
当院では 「骨盤から土台を整え、姿勢改善させる整体」を行います。
ステップ① 土台である骨盤を整える
骨盤の歪みは人によって癖が違うため、姿勢分析を行なってから、あなたの歪みに合わせた骨盤矯正を行います。
骨盤を整えることで、姿勢を整えるための土台が整うだけでなく、骨盤から出ている副交感神経の流れを正常化していきます。
ステップ② 背骨を整え呼吸のしやすい状態をつくる
土台である骨盤を整えたら、呼吸に関わる背骨(猫背)の歪みを整えていきます。猫背が強いと呼吸が浅くなり、自律神経にとって悪影響が生じやすくなります。
背骨を整えることで、呼吸をスムーズにし、自律神経の流れを整えていきます。
ステップ③ 首周りの神経アプローチ
背骨や骨盤を整えるだけでなく、首周りの神経伝達を整えることは非常に大切です。
首周りの神経の流れを整えると、首周りの斜角筋や胸鎖乳突筋などの筋肉の緊張がとれ、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがしやすくなります。
この神経の働きを整えることが自律神経症状を抱える方には欠かせないアプローチとなっています。
生活習慣の見直しも自律神経を整えるために重要です
自律神経失調症の要因の一つには生活習慣があります。
健康に生活するためには減らすべき生活習慣と増やすべき生活習慣があるのです。
当然のことながら、身体に悪いことはしないで、よいことをするべきですが、日常の生活ではなかなか難しいのが事実です。
しかし、これらのことを意識して実施することで、自律神経失調症になりにくい身体へとなっていきます。
施術でよい姿勢や骨格になっても、身体によくない生活を続けると、元の自律神経失調症に苦しむ状態に戻ってしまうのです。
施術後の状態を維持するためにも生活習慣が重要なのです。
どのような生活習慣を心がけるべきなのか?
次の項目を意識して日常生活を過ごしましょう。
- 生活リズムを整える
- 運動をする
- カフェインやタバコ、お酒はほどほどに
当たり前と思われるかもしれませんが、これらのことを日常生活で継続することは、なかなか難しいのが本音ではないでしょうか。
そのため、まずは簡単にできそうな生活リズムを整えることから始めてみてください。
就寝時間と起床時間が毎日同じ時間になるように取り組んでみましょう。
これだけでも自律神経失調症の症状が穏やかになる方がいらっしゃいます。
それに、バランスのとれた食事をしたり適度に運動したりすることも、生活リズムを整えるためには重要です。
また、カフェインの摂取や飲酒、喫煙も当然のことながら自律神経に悪い影響を与えます。
できることから始めてコツコツと継続していきましょう。
腹式呼吸を日常に取り入れる
腹式呼吸をすることでもリラックスができます。
リラックスすることで、自律神経失調症の症状を和らげることができるのです。
呼吸は自律神経によって行われていますが、ご存じのとおり意識しても行えます。
リラックスした呼吸というと深呼吸をイメージする方が多いかもしれません。
吸い込むのではなく吐くほうを意識する腹式呼吸がリラックスできます。
肺ではなくお腹を膨らませて呼吸するようにして鼻から息を吸い、ゆっくり時間をかけて口から息を吐きます。
腹式呼吸で注意することは、お腹が凹むまで息を吐くことです。
Before&After
K.Eさん


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